足立区綾瀬にある、こもり耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科|耳鼻咽喉科

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のどの病気 こもり耳鼻咽喉科・小児耳鼻咽喉科

アフタ性口内炎(あふたせいこうないえん)

口腔粘膜から歯肉にかけて口内炎が好発します。強い口内の痛みのため飲み込むことができず、よだれが多くなります。通常、7~10日間で自然に改善しますが、その間に食事、水分摂取ができなくなり、乳幼児では脱水になることもあります。

味覚障害(みかくしょうがい)

味覚障害には、味覚減退・味覚消失・異味症・悪味症など、さまざまな種類があります。神経系の疾患、クスリの副作用、心因性、亜鉛不足、栄養の偏りなどが原因として考えられます。新陳代謝が衰える50代以上の中高年が多数でしたが、若い世代や子どもにも食生活の乱れが原因で広まっています。

急性咽頭炎(きゅうせいいんとうえん)

のどが痛み、かわいてヒリヒリし、いわゆる「のどにきた風邪」というのが急性咽頭炎です。咽頭の痛みが急激に現れ、咽頭だけの炎症ですむこともありますが、喉頭もいっしょにおかされることもあります。他に全身倦怠感(けんたいかん)、頭痛、発熱などを伴うこともあります。溶連菌感染の場合、全身に発疹の現れることがあります。ウイルスの感染が引き金となって細菌の感染が起こり、発病することが多いのですが、刺激性のガスを吸ったり、鼻炎にひき続いて起こることもあります。またインフルエンザ、猩紅熱、はしか、百日ぜき、肺炎などの初期症状として現れることもあります。

慢性咽頭炎(まんせいいんとうえん)

慢性咽頭炎では咽頭の不快感、異物感などが慢性的にあり、それに伴って咳払いも増えます。急性咽頭炎の反復、あるいは上気道や下気道からの炎症の波及、とくに副鼻腔炎(ふくびくうえん)の後鼻漏(こうびろう)(蓄膿症(ちくのうしょう)のうみが鼻からのどに垂れてくること)が原因になります。塵埃(じんあい)や刺激ガスに慢性的にさらされる職業や、のどを酷使する職業も原因になります。また、喫煙習慣による慢性喉頭炎も多くみられます。

アデノイド増殖症(あでのいどぞうしょくしょう)

鼻のいちばん奥の突きあたりの部分、上咽頭(じょういんとう)と呼ばれる部位にあるリンパ組織のかたまりをアデノイド(咽頭扁桃(いんとうへんとう))といいます。アデノイドがいろいろな原因で大きくなり、耳や鼻のさまざまな症状をひきおこす場合を、アデノイド増殖症といいます。アデノイド増殖症は、子どもに特有の病気といえます。アデノイドの大きい子は、口蓋扁桃肥大をともなうことが多いようです。

扁桃肥大(へんとうひだい)

口蓋扁桃が大きくなった状態を「扁桃肥大」といいます。抗体産生の盛んな子どもの扁桃は、大きいのが普通であり、単に口蓋扁桃が大きいというだけでは病気とはいえません。しかし、扁桃肥大があるために、食事をとるのに支障があったり、成長にも影響するような場合は、手術を含め治療を受ける必要があります。特に、睡眠中に呼吸が止まる「睡眠時無呼吸症候群」は大きな問題です。

急性扁桃炎(溶連菌感染症、扁桃病巣感染症)(きゅうせいへんとうえん)

一般的には略されて、扁桃炎や、扁桃腺炎と呼ばれる病気です。子ども~大人にもみられ、扁桃腺(口蓋扁桃・こうがいへんとう)に炎症を起こす病気です。口をあけてのぞくと、のどちんこの横にある口蓋扁桃が赤くなってはれていたり、または扁桃表面が白色の膿でおおわれます。

伝染性単核球症(でんせんせいたんかくきゅうしょう)

このウイルスは、通常、口や気道から感染し、「キス病」と呼ばれたこともありました。潜伏期は4~6週間であり、倦怠感、咽頭痛、食欲不振などの初期症状を示します。数日後に、発熱、全身のリンパ節腫脹(しゅちょう)、咽頭炎、皮膚の発疹、脾臓(ひぞう)腫大などが現れます。発熱はしばしば39~40℃に達し、1~2週間続くこともあります。

咽頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)

のどに異常感を感じても、耳鼻咽喉科の診察では訴えに見合う病変が咽頭や喉頭に認められない病態を総称した病気です。咽頭に異常感を感じさせる疾患(原因)は数多くありますが、主に3つに大別できます。それは(1)局所的原因、(2)全身的原因、(3)精神的原因です。早めに耳鼻咽喉科を受診して、異常のないことを確認してもらいましょう。

咽頭がん(いんとうがん)

咽頭がんとは、喉の部分に発症する悪性腫瘍のことを指し、喉の箇所によって上咽頭(じょういんとう)がん、中咽頭(ちゅういんとう)がん、下咽頭(かいんとう)がんとに分かれます。それぞれ症状や原因が若干異なりますが、喫煙や飲酒などが主な原因になる事が多く、女性よりも男性の発症が多く見られます。中咽頭がんや下咽頭がんでは、食道がんとの重複がんが多いのも特徴です。

急性喉頭蓋炎(きゅうせいこうとうがいえん)

急性喉頭蓋炎は、喉頭蓋という声帯のふたになる部分に炎症が起きる病気です。炎症が起こると腫れあがり、激しい痛みで食物が飲み込めなくなり、うまくしゃべれなくなります。また高熱も生じます。浮腫がひどくなると、喉頭の上を塞いでしまい、呼吸困難になり、窒息してしまうこともあります。原因は、喉頭蓋にインフルエンザ桿菌などが感染して炎症を起こすことが考えられます。

喉頭浮腫(こうとうふしゅ)

「喉頭浮腫」は、いわゆる「のどぼとけ」に相当する部位にあたる喉頭の内部の粘膜がはれ、呼吸が障害される病態であり、感染症の他に医薬品によって引き起こされることがあります。何かのお薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、緊急に医師または薬剤師に連絡して、すみやかに受診してください。「のどのつまり」、「息苦しい」、「息を吸い込むときにヒューヒューと音がする」

仮性クループ(かせいくるーぷ)

声帯の下の気道の部分を声門下といいますが、急性声門下喉頭炎では、声門下の粘膜に炎症が起こり、粘膜が腫れたり、気道の分泌物が増えたりすることにより気道が狭くなり、呼吸困難を生じます。仮性クループと呼ばれることもあります。特に1~3歳の小児に多い傾向があります。また、秋から冬に多くみられます。

声帯ポリープ(せいたいぽりーぷ)

声の濫用(らんよう)により声帯の粘膜が腫脹(しゅちょう)してできます。悪い病気ではありませんが、そのまま放置するとどんどん大きくなり声が出にくくなり、反対の声帯もはれてきます。声帯は1秒間に150~300回ぶつかり合って振動しますから、もともと痛みを感じにくくできています。したがって、痛みが感じられず、いきなり声がかれます。まず炎症とその原因を抑えることと、「声の衛生」管理が大切です。

ポリープ様声帯(ぽりーぷようせいたい)

声帯全長にわたり、声帯が浮腫状に腫大した(むくんだようにはれた)状態をいいます。声帯ポリープや声帯結節は声帯の一部に限られた病変ですが、ポリープ様声帯では声帯全体が病変となります。多くの場合、両側に生じます。声帯ポリープ様変性と呼ばれることもあります。のどの酷使との関連は指摘されておらず、患者様にヘビースモーカーが多いことから、喫煙が原因といわれています。

声帯結節症(せいたいけっせつしょう)

発声時の声帯粘膜の慢性的な機械的摩擦(まさつ)が原因と考えられており、声帯にできる一種の「ペンだこ」と考えると理解しやすいと思います。したがって、音声を日常的に酷使している職業、すなわち歌手、教師、保育士、アナウンサーなどに好発します。「謡人結節(ようじんけっせつ)」という別名もあります。子どもの場合は、よく声を使う活発な低学年の児童に好発します。

痙攣性発声障害(けいれんせいはっせいしょうがい)

声を出そうとすると自分の意志と無関係に声帯が異常な動き方をしてしまう病気です。そのため声が詰まったり震えたりして、苦しく絞り出すような声になってしまいます。息漏れ声、かすれ声になるケースもあります。声帯には見た目の異常がなく、医師にもほとんど知られていないため、「精神的なもの」と言われたり、病名にたどり着くのに何年もかかるケースも珍しくありません。

喉頭がん(こうとうがん)

喉頭がんは耳鼻咽喉科領域のがんで頻度が高く、肺がん以上に喫煙がその原因とされています。症状としては嗄声(させい)が多いので、喉頭がんは早期に発見されることが少なくありません。早期であれば多くの場合声を失うことなく、治療が望めます。進行すると喉頭摘出で声を失うこともあります。

胃食道逆流症・逆流性食道炎(いしょくどうぎゃくりゅうしょう・ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)

胃と食道の間は、胃から胃酸や食べ物が食道内へ流入(逆流)しないように、一定の圧力がかかり、閉まっています。しかし、何らかの原因で胃酸が食道へ逆流し「胃食道逆流症」、その酸が原因で食道粘膜に炎症をおこしてしまった病気を「逆流性食道炎」といいます。逆流性食道炎は、ストレス、食生活の欧米化、肥満などの現代日本人の抱える健康問題と共に急増中です。

咽喉頭逆流症(いんこうとうぎゃくりゅうしょう)

胃食道逆流症は、胃酸内容物が食道内を逆流してくることから、胸やけ、燕下痛、のどの痛み、燕下困難などの症状が発生します。また、胃酸の逆流が咽喉に障害を及ぼすと、咽喉頭逆流症となります。咽喉頭逆流症の症状としては、胸やけ、燕下痛、のどの痛み、燕下困難などの他に、咽喉頭異常感、声がかれる、咳が出るなどがあります。ここのところ話題となることが多い増加傾向のある生活習慣病の一種です。

頸部リンパ節炎(けいぶりんぱせつえん)

頸部には約200個のリンパ節があり、常に細菌やウイルスなどの病原体に曝露されている口腔、鼻咽喉からの異物の捕捉、中和、免疫担当細胞の分化増殖などの防御機構を備えています。頸部リンパ節炎はリンパ節に炎症がおこり、痛みや腫脹を伴う場合をいい、小児では大部分が細菌やウイルス等の感染によるものです。まれに真菌や寄生虫によるものもあります。

睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん)

睡眠中に10秒以上の呼吸停止が1時間に5回以上繰り返される病気のことをいいます。主に、いびきや昼間の眠気、熟睡感がない、起床時の頭痛などの症状があります。また、SASは生活習慣病と密接に関係しており、放置すると生命の危険に及ぶこともあります。また、SAS特有の眠気は交通事故などの重大な事態を引き起こす可能性もあり、早期に治療を行うことが大切です。

嚥下障害(えんげしょうがい)

「物を食べる」ことは、「食べ物を認識し」「口に入れ」「噛んで、飲み込む」までの動作からなります。このうち「飲み込む」という動作が「嚥下」にあたります。つまり、「嚥下障害」は「飲み込みの障害」のことをいいます。嚥下障害が起こると、食物摂取障害による栄養低下と、食物の気道への流入(誤嚥(ごえん))による嚥下性肺炎(誤嚥性肺炎)が問題になります。

唾石症(だせきしょう)

尿路結石(にょうろけっせき)や胆石(たんせき)と同様、唾液腺(だえきせん)にも結石が生じます。ほとんどの例は、顎下腺(がっかせん)に起こりますが、少数例は、耳下腺(じかせん)にも生じます。舌下腺(ぜっかせん)に生じることはまれで、小唾液腺に発生することはほとんどありません。結石のできはじめは当然小さいのですが、自然に排出されないと次第に大きくなっていきます。

唾液腺腫瘍(だえきせんしゅよう)

多形腺腫は良性腫瘍で全唾液腺腫瘍のほとんどを占める頻度の高いもので、耳下腺で多く発生します。また耳下腺に発生する良性腫瘍の大部分の割合が多形腺腫です。多形腺腫の発育速度はゆっくりで、数年から10年以上の経過をとるものが多くあります。しかし、ある時点から急速な発育を示すことがあり、この場合は既存の多形腺腫ががん化した可能性があるため、注意を要します。

甲状腺腫瘍(こうじょうせんしゅよう)

甲状腺腫瘍には良性の腫瘍とがんがあります。良性腫瘍のほとんどは濾胞腺腫(ろほうせんしゅ)です。甲状腺がんには乳頭(にゅうとう)がん、濾胞がん、未分化がん、髄様(ずいよう)がんがあり、そのほかに悪性リンパ腫が甲状腺にできることがあります。首のはれが甲状腺に関係するかどうかは医師にできるだけ早めに診てもらうことが大切です。

悪性リンパ腫(あくせいりんぱしゅ)

悪性リンパ腫は、リンパ系の組織から発生する腫瘍(いわゆる「がん」)です。リンパ系組織とは、ヒトの免疫システムを構成するもので、リンパ節、胸腺(きょうせん)、脾臓(ひぞう)、扁桃腺(へんとうせん)等の組織・臓器と、リンパ節をつなぐリンパ管、そしてその中を流れるリンパ液からなります。リンパ系組織を構成する主な細胞は、リンパ球と呼ばれる白血球です。リンパ液の中には液体成分とリンパ球が流れていて、やがて血液と合流します。リンパ系組織は全身に分布しているため、悪性リンパ腫、特に非ホジキンリンパ腫は全身で発生する可能性があります。